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Windows 環境での実行
研究のためのツールは使い慣れた環境で利用できるのが一番です。
これまで述べたツールの一部は Microsoft Windows
においても利用することが可能です。
Mule, staslova, uso2022 を Windows
で利用したい方のために、その概要について簡単に触れます。
詳細は URL を挙げておりますのでそちらを参照ください。
- 1.
- Meadow
- Meadow は Mule の Windows 版です。
Mule と同一の BDF フォントで多言語が扱えますが、
設定や操作はかなり異なっています。
- Quail に相当する多言語入力メソッドとして、
LEIM という Lisp パッケージが提供されています。
- 印刷は、多言語対応 ps-print
パッケージを利用していったん
PostScript ファイルに出力したものを、
Ghostscript (これも Windows 版があります) で
プリンタに出力することが可能です。
- 次の URL から入手先、インストールなどの有用な情報、
リンクが取得できます。
Meadow, LEIM, BDFフォント 関連
http://www02.u-page.so-net.ne.jp/ba2/kory/emacs/meadow.html
ps-print 関連
http://www.mdcnet.co.jp/~keiichi/meadow-tips-ja.shtml
- 2.
- Cygwin
- Cygwin は Windows 上で UNIX ソフトウェアを
実行できるようにする環境です。
Bash シェルで UNIX コマンドを操作できるばかりでなく、
Gcc コンパイラや Gmake などの
開発ツールまでも提供しているところが重要な特長です。
- staslova, uso2022 は
UNIX 向けに開発しましたが、Cygwin
を利用することにより、
Windows でもコンパイル及び実行ができます。
Meadow、LEIM で準備した多言語テキストの
統計分析ができるわけです。
- 次の URL から入手その他の情報が取得できます。
http://sourceware.cygnus.com/cygwin/
- 図 11.1 に Windows でのスナップショットを示します。
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