Next: コード変換ツール
Up: コード変換
Previous: コード変換
ロシア語の電算機用文字コードは、概ね以下のとおりではないでしょうか。
- KOI8(-R),
KOI8-R はロシアの UNIX システムや RELCOM で利用されており、
RFC-1489 としてインターネット標準という位置付けにある。
KOI8 と呼ばれているものはいくつかバージョンがあり、
メールなどインターネットワークでの利用のための 7 ビット版もある。
- ISO-8859-5
その名のとおり国際規格。Mule では標準で扱う。
KOI8-R が現代ロシア語及び英語で利用される文字のみを扱うのに対し、
こちらはロシア語、英語、ウクライナ語、セルビア語、ブルガリア語、
白ロシア語、マケドニア語が扱える。
- ALT,
ロシア国内のワープロなどで普及しているエンコーディング。
- Apple WorldScript I
キリル文字のエンコーディングを含む
Macintosh の多言語環境の一体系。
- Microsoft Windows Codepage 1251
Microsoft Windows でのロシア語用コード
- IBM Codepage 866
IBM-PC ロシア語版のコード。ALT をカバーする。
- UNICODE その他
今後は UNICODE (ISO 10646) も Java
のおかげでメジャーになるかもしれません。
これは 2 バイトのコード空間の恩恵に与って、
現代スラヴ文字では扱われなくなった文字も含んでいるようです。
アプリケーションがどのように追随してくるか、
が今後の普及の鍵を握るものと思います。
その他 Adobe の PostScript フォント、Microsoft Windows 3.1
TrueType フォントなどのエンコーディングがあります。
このうち、インターネット上のリソース (Web ページなど) は
KOI8-R が多いのではないでしょうか。
最近は PC の普及によって Windows のコードが増えているかもしれません。
| ホームに戻る | もくじに戻る |