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多言語表現への対応: BABEL スタイル

LATEX におけるロシア語その他マルチリンガル対応については、 TUGboat プロジェクトグループによる BABEL が有名です。 とはいえ Mule のように徹底した国際化を命題にしているのではなくて、 どちらかというと、アメリカ生まれのソフトをなんとかヨーロッパ風にしたい という意気込みに動機づけられている感があります。 バージョン 3.6g でロシア語がサポートされました。 以下の 30 以上の言語に対応しています。

アフリカーンズ語、英語(US)、英語(UK)、ドイツ語、オーストリア・ドイツ語、 バハサ語、ポルトガル語、ブレトン語、カタロニア語、クロアチア語、チェコ語、 スウェーデン語、オランダ語、エスペラント語、エストニア語、フィンランド語、 フランス語、ガリシア語、ギリシア語、ハンガリー語、アイルランド語、 イタリア語、上下セルビア語、ノルウェー語、ポーランド語、ルーマニア語、 ロシア語、スコットランド語、スロヴァック語、スロヴェニア語、スペイン語、 デンマーク語、トルコ語、セルビア語、ウエールズ語

BABEL パッケージは LATEX の文書スタイル・パッケージとして利用します。

\selectlanguage{言語名}というコントロール・シーケンス(命令・コマンド)に よって文書中である言語の使用宣言を行うと、各国語のスタイルに合わせフォントが 選択され、合字・カーニング規則・各国語用のハイフネーション・パターン 規則が切り替わり適用されます。 また年月日の表現や章・目次・図版などの書誌的表示が各国用に切り替わります。 引用符や単位なども国語の習慣に合わせて利用しやすい工夫がされています。

惜しむらくは ``japanese'' が未サポートです。 このため「目 次」と出て欲しいところで、選択言語によって ``CONTENTS'' とか ``{\tencyr\cyracc SODERZHANIE}'' となってしまいます。 しかしながら、日本語は欧米語と異なる文字分類・エンコーディング方式が 採用されているためか、 pLATEX2e で BABEL パッケージを利用しても日本語が化けたりはしません。 また若干の追加・修正で「目 次」と出すレベルの ``japanese'' の追加は容易です。



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