X Window System キリルフォント
since Aug. 2 2002

概要

FreeBSD では X Window System (以下 X11 と略す)は 4.6-RELEASE から XFree86-4.2 が標準採用されている。キリルフォントも cronyx フォントが標準でインストールされるようになった。しかしながら、 Mule や Emacs が多言語テキストの編集で想定しているのは etl フォント、intlfonts UTF-8 フォントであり、これも追加インストールする。

 

インストールと設定

ここでの記述は XFree86-4.x 前提である。 XFree86-3.x の場合は XF86Config ファイルの場所と形式が異なるので注意が必要である。

  1. インストール

    /usr/ports/x11-fonts/etlfonts
    及び
    /usr/ports/x11-fonts/intlfonts
    ディレクトリで make install を実行すれば、インターネットからパッケージがダウンロードされシステムに組み込まれる。

    # cd /usr/ports/x11-fonts/etlfonts
    # make install
    # cd ../intlfonts
    # make install
    		 
  2. xset コマンド実行

    インストール後、次のコマンドを実行するとフォントが利用可能となる。intlfonts については既存のディレクトリ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local に追加されるためパスを指定する必要はない。

    # xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/non-cjk
    # xset fp rehash
    		 
  3. XF86Config 登録

    /etc/X11/XF86Config ファイルの Section "Files"

       FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/non-cjk"

    を追加しておく。次回から X11 を起動すると xset コマンドを発行しなくてもフォントが使用できるようになる。

 


  Section "Files"
      RgbPath      "/usr/X11R6/lib/X11/rgb"
      ModulePath   "/usr/X11R6/lib/modules"
      FontPath     "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/local"
      FontPath     "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc"
      ...
      FontPath     "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/non-cjk"
  EndSection