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Nov.11 2000 (since Dec. 6 1998) |
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自宅の新築を契機に、電話線や電源コンセントの引き回しを行うついでに、
LAN ケーブルも引いてもらった。
カテゴリー 5 のツイストペア・ケーブルを宅内配線し、
各部屋にモジュラーコンセントを設置した。
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結論から言うと、今現在はたまにサブとメインのパソコンで
データ交換を行う程度の利用で、特別に重宝するというのでもなく、
家族皆でファイルやプリンタを共有するわけでもないので、
全くもって無駄な話だった...
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でも、私の友人たちのなかには、SOHO のため自宅に LAN
を引きたいと考える向きもあるかと思い、参考までに拙宅の
LAN 導入の顛末を紹介する。 |
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LAN のトポロジーは最もお手軽なスター型の Ethernet (10BASE-T) とした。
HUB (ツイストペア・マルチポート・リピータ)
を中心にして放射状に回線を伸ばし、端末を接続する。
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宅内を這わせるLAN回線はカテゴリー5 の UTP
(アンシールド・ツイストペア・ケーブル) 単線とした。
EIA/TIA-568 規格に準拠した仕様のものが一般的である。
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拙宅は LDK、寝室、子供部屋× 2 及びロフトの 5 部屋あり、
どうせなら全部屋からネットワークを利用できるようにする。
このため少なくとも 5 ポートを有する HUB が必要である。
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ロフトは妻と私の勉強部屋とすることにしていたが、
妻に頭を下げてここにファースト・マシンとともに HUB を設置させてもらい、
各部屋からの回線を集合させることとした。
各部屋のターミナルはカテゴリー 5
のモジュラーコンセントを壁に埋め込む。
4 部屋からロフトに集線するため、モジュラーコンセントは各部屋側
4 個とロフト側 4 個の計 8 個必要である。
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かねがねインターネットへのアクセスを高速化したいと考えていたので、
ISDN を導入する。
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電話用モジュラーは TA のアナログ・ポートから宅内を
いもずるで接続することとした。
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上記仕様で電気屋さんにお願いしたが、
曰く、やったことがないのでわからない、
宅内配線、結線及び壁コンセントの工事は何とかするが、LAN 関係の
ブツは自前で準備して欲しい、簡単な結線方法を教えて欲しい。
というわけで私自身で UTP ケーブル、モジュラーコンセント、 HUB と
ISDN-TA を秋葉原などのショップから調達することになった。 ■ LANの配線のイメージは下図のとおり。
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宅内を這わせる LAN 回線はカテゴリー 5 の UTP
(アンシールド・ツイストペア・ケーブル) 単線とした。
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UTP はいくつか種類があるが、EIA/TIA-568
規格に準拠した仕様のものが一般的である。
これは 2 本の線を対にしてよじり、4 対束ねた 8 極 8 芯の単線で、
それぞれの対には、
橙−橙/白、緑−緑/白、茶−茶/白、青−青/白
の色付けが施されている。
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宅内の UTP を接続する各部屋のターミナルとなるモジュラーコンセントは、
8 極 8 芯の RJ-45 タイプの口を有し、同様に EIA/TIA-568
規格に準拠したカテゴリー 5 用のものを選択する。
AMP などの有名メーカからいくつも種類が出ている。
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電気屋さんは、電話や家庭用電源コンセントは松下電工のものを使っている
とのことだったので、私は電気屋さんの壁プレート (コンセントの覆い)
に合致すると思われる松下電工製のカテゴリー 5 モジュラーコンセントを
採用した。
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このコンセントは埋め込み型なので、
別途取付け金具も用意する必要がある。
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カテゴリー 5 は通常 10BASE-T と 100BASE-TX で利用される。
つまり 10Mbps と 100Mbps の通信速度が可能なわけであるが、
100Mbps の高帯域で利用するためには信号の減衰などの
デリケートな条件があり、モジュラーコンセントの品質など
注意が必要である。
私のパソコンの LAN ボードはメインもサブも 10Mbps の仕様なので
このへんはあまり気にしないことにした。 ■ ケーブルとモジュラーコンセントの接続イメージは下図のとおり。
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松下電工のモジュラーコンセントには、
当然ながら結線方法の説明書が添付されている。
これを電気屋さんに手渡して結線をお願いする。
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結線作業は基本的に電気屋さんに依頼したほうがよい。
最近流行の「なんでもかんでも自作」のノリでやると、
火事・漏電などの危険性をはらむ場合がある。 ■ RJ-45 モジュラージャックの結線部は 110 タイプとよばれる形式の端子であり、 説明書には成端 (結線) は専用のインパクトツール (治具) を利用する旨の記述があるが、 電気屋さんはマイナスのドライバで作業したようである。 さすがプロの仕業、問題無く利用できている。
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項目 | メーカ | 型式 | 員数 | 金額(98/10月) | 購入店 |
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RJ-45 CAT5 モジュラージャック | 松下電工 | NR3111K | 8 | ¥15,200(¥1,900×8) | 秋葉原 愛三 |
取付け金具 | 明工社 | ML | 8 | ¥400(¥50×8) | 秋葉原 愛三 |
CAT5 EIA/TIA-568 UTP 単線ケーブル | ELECOM | LD-CT/T100N | 1式(100m) | ¥5,850 | 秋葉原 俺コン |
HUB (5ポート) | PCI | EH-505 | 1 | ¥3,400 | 川崎 ヨドバシカメラ |
ISDN-TA | NTT東京 | MN128mini | 1 | ¥12,800 | 川崎 ヨドバシカメラ |
※コンセントカバー (壁プレート) は電気屋さんが提供。 |
※現在の金額は上記と異なるかもしれない。 |
※工事費が別途かかる。
電気屋さんから別途見積りをとってください。 |
5 port HUB | ISDN TA | ||
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私は、ノート PC に FreeBSD を組み込み、ISDN-TA
を接続し、ダイアルアップ・ルータとして利用している。
外部へのパケットを検知して自動的にインターネットプロバイダに
ダイアルし接続を確立する。
また、一定時間アクセスがないと自動切断を行い、
電話料金の上昇を抑止するよう設定している。
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PC をルータとするには高価にすぎるかもしれないが、
私のノート PC は如何せん、ディスプレイがいかれて暗くなった、
使い古した旧型で、
余生としてふさわしい利用方法ではないかと思う。
ノート PC は静かでよい。
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PC は FreeBSD ルータのほか、私、妻用で 2 台あり、
いずれも仕事で利用する Windows のほか FreeBSD をインストールしている。
同時にインターネット接続が行えるよう、
ルータは NAPT (IP Masquerade) オプション付き PPP で通信を行っている。
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ルータではセキュリティ確保のため、IPFW
により、インターネットからのアクセスを制限
(パケットフィルタリング) している。
IPFW は FreeBSD に実装されているファイアウォールである。
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ネットワーク構成イメージは下図のとおり。
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ネットワークのプロトコルは TCP/IP である。
TCP/IP であれ、Windows ネットワーク (NetBEUI) であれ、
PPP/IPFW であれ、
その設定方法の解説はゴマンとあるのでここでは繰り返さない。
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