フランク、レーガー since Dec.30 2002 |
||||
|
||||
フランクとレーガーの音楽は、へんな考えかもしれないが、社会のために働き、子供を育て、人間として何をなすべきかを考え、何が正であり悪であるか判断でき、右も左も理解した、とはいえ目立つところのない、そういう良識ある大人のための音楽なのである。要するに、外見や流行や風聞やブランドやに惑わされるバカやガキには決して理解できない大切なこころ、好み、思想、ものの本質というものがあるのだ。よって現代の日本人には最も理解されない音楽であることは疑いない。実は私もまだ十分に理解できない。
|
|
フランク
|
|
ピアノ五重奏曲ヘ短調
|
|
ピアノ五重奏曲ヘ短調 1986年、NHK−FMで放送されたナーダ室内楽演奏会で聴いたフランクは、その孤高にして上品なリリシズムが絶品であった。原田幸一郎、数住岸子は本当に素晴らしい演奏家なのだと思ったものだ。どこかのレーベルでテープを権利化してレコードを出してもらえないものか。レコード演奏ではジャン・ユボーのピアノとヴィオッティ四重奏団のLPやロッケンハウスのライブ盤をよく聴く。録音にこれはと思うものがないのはどうして?
|
|
交響曲ニ短調
|
|
プシュケー、呪われた狩人、ノクチュルヌ
|
|
レーガー
|
|
弦楽四重奏曲 レーガーの四重奏は、室内楽愛好家にとって、渋いロマン的味わいで他には代えがたいものがあるのではないだろうか。
|
|
フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナーデ 軽みの効いたこんないい曲のレコードが入手困難なのは残念。3名手によるクラーヴェス盤は私の大事なコレクションのひとつである。
|
|
弦楽三重奏曲 上記セレナーデと作品番号を同じくし、セレナーデの軽快さに対する弦楽三重奏の暗さは意図的なものと察せられる。とはいえ陰と陽が複雑に織り成されたテクスチャに表現された世紀末ドイツの内的世界は奥床しい。
|
|
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
|